羽田空港研修
日時 :平成22年9月10日(金)
場所 :羽田空港
内容 :

エアライン・ホテル・トラベルコースの1年生を対象にして行われる空港研修。
秋学期から始まる専門科目の授業を前に、職場の実地見学をとおして空港業務の理解を深めることが目的です。
研修当日の朝、旅行者やビジネスマンで混雑する羽田空港に、参加学生22名は黒スーツを着用し、少し緊張した面持ちで集合していました。
初めに、JALスカイ総務部のご担当者より、空港を取り巻く仕事についてご説明いただきました。
約5万人のJALグループ社員が携わる業務は、営業(予約)、運航、客室、空港、整備にわかれ、その内容は多種多様。
なかでも、空港部門に属するJALスカイは、旅客サービスや手荷物業務、運航支援などの航務を担当しています。
講義内では、主にグランドスタッフ(GS)の仕事である搭乗手続きや航空券の発券などの「カウンター業務」、お客様を機内に案内する「トラフィック業務」の説明に続き、VIPルームでの「ラウンジ業務」について触れられました。
そのほか、世界中の空港から集まる情報を管理し関連部署へ伝達する、バックオフィスの「コントロール業務」のお話がありました。
学生にとって、多岐にわたる業務を理解し、身だしなみや接客態度など空港で働く人物像もイメージできる貴重な講義となりました。
講義の後、2班に分かれて空港施設を見学。
チェックイン設備やお客様の目線と同じ高さで接客できるカウンター、色で機能を判別できるユニバーサルデザインなど、空港内に施された様々な工夫を知ることができました。
次に、講義でも説明のあったバックオフィスに移動。
情報を管理するコンピュータが並び整然とした雰囲気ですが、台風や大雪などの天候時は、誰も座っていられないほど慌ただしくなるとか。
空港の裏側でも、安全な飛行のために沢山の人々が関わっていることを実感していた様子でした。
さらに、客室乗務員が集まるオフィスへ。
学生がCAの方を囲む形で、フライト前のブリーフィングを見学しました。
体をほぐす1分間体操から始まり、自己紹介の後、機内サービスの注意事項が伝えられ、機内の拡声器や懐中電灯の非常用設備の位置確認などが短い時間のなかでてきぱきと進みます。
学生はその緊張感あふれる様子を熱心に見入っていました。

社員食堂で昼食をとった後、バスで整備工場へ移動しました。
工場見学の前に、広報部の元パイロットの方から空港概要と飛行機の構造について解説をいただきました。
羽田空港の利用者数は年間約6,600万人にものぼり、世界4位の規模。
10月の第4滑走路オープンによって、3位のロンドン空港をしのぐ勢いです。
一方、成田空港は世界31位と知り、羽田の規模に驚く学生もいました。
さらに、スライドを使って機体の先端にあるレドームやジェットエンジン、翼の構造など詳しく説明。
乗客や荷物、燃料を含めると約340トンもの重量のある国際線の飛行機がなぜ浮くのか、といった疑問にも扇風機と翼の形をした模型を使ったミニ実験で理解する事ができました。
休憩時間には、パイロットや整備士の制服を着用してコックピットや飛行機の模型を見学している学生が多く見受けられました。
そして、いよいよ飛行機のある第1・第2格納庫へ向かいました。
ここは大掛かりな整備・塗装作業が行われる場所。
間近で見る飛行機は迫力があり、学生もそのスケール感に興奮気味でした。
6,000時間の飛行を経て戻ってきた飛行機は、約8日間をかけて機体の隅々まで点検が行われます。
10年に1度の塗装は、一旦、全ての塗装を落として腐食などのチェック後、4日から1週間をかけて再塗装されていきます。
全てがコンピュータで制御された作業台は、機体の型式を入力すると決められた所定の場所にセットされ、整備士が手の届くところで作業ができるようになります。
第1ターミナルに戻った後、1時間半の自由行動の時間が設けられました。
各自、展望台や第2ターミナルなどを見学していました。
最後に、空港内のレストランにて反省会を兼ねた懇親会が開かれ、参加した学生たちは思い思いに1日の体験を振り返っていました。
参加学生の声
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◆松館 里奈
普段は覗く機会のない空港施設をまわりながら、実際に働いている方々の顔を見る事ができた有意義な1日でした。
バックオフィスで働くスタッフの人数の多さに驚きました。
将来の志望はGS。
羽田空港は、両親の田舎に旅行する時に頻繁に利用しています。
GSになって祖母が上京した際に「新しい窓口」になってあげたい。
お客様に楽しい旅を送り届けられるようなGSを目指しています。
秋学期から始まる「サービス接遇」や「ビジネス英語」の授業も楽しみです。
目標であるTOEIC700点取得も視野に入れて、英語力の向上に努めていきます。 |
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◆村田 春果
初めて間近で飛行機を見てそのスケールに感動しました。 好きな英語を使ってサービス職につきたいと考えるようになり、今はCAやGSを志望しています。 CAブリーフィングの見学は発見ばかり。
予想を上回る幅広い業務に圧倒されました。 今は洋画鑑賞や学校のTOEIC対策講座を受けて英語の勉強中です。 以前、中国に住んでいた関係で中国語を少し話す事ができます。 これからも語学力を伸ばす勉強を続けていくつもりです。 今日は、エアラインの勉強をしていく上でとてもいい体験になりました。
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◆若生 彩
CA志望でコクタンに入学したため、今回の空港研修は大変楽しみにしていました。 やはりCAブリーフィング見学が興味深く、プラカードを使用した安全確認など現場の緊張感がありましたが、合間にCA同士がフレンドリーにお話されていた点も印象的でした。 整備工場の見学では、命綱をつけて機体を手で洗浄されているのを見てびっくり。 他にも、細かな点で沢山の発見があった実り多い1日でした。 レストランのアルバイトでは、常に笑顔と適度な距離感を保つコミュニケーションを心がけています。 今後は、観光英語にもチャレンジしていく予定です。 |